人生にリセットボタンは 無いけれど スタートボタンは 何回押しても

 思えば私の大好きなバイオハザードの歴史は「原点回帰」の歴史でした。

 おまけDVD収録座談会のラスト酔った勢いで「2,3は俺は1の続編だと思ってない。」とぶちかましたディレクターが作った「CODE:VERONICA」は有言実行まさに原点回帰だった。マトリックス風の殺陣にタランティーノ撃ちと、アクションのルックスは2を思わせるハリウッド超大作的だが、

 二枚のディスク、それぞれクライマックスに用意された洋館。
 計算された弾薬量の緊張感(まぁベリーイージーは置いといてw)。
 収容所という非日常的な空間から始まる生存者のいないであろう不気味さ。
 シリーズに馴れたプレイヤーでも初クリアまでの体感時間は1を彷彿とさせる長いシナリオ。

等々随所にホラーゲームたろうとする工夫が施されていた。

 次に原点回帰が注目されたのは4。
 初代を送り出した三上真司はゾンビや生物兵器以外の存在をモンスターに仕立て上げ、
 「得体の知れない敵に襲われる恐怖」を蘇らせた。
ゲーム性をまるっと変えながら原点回帰を果たすという荒技はオリジナルを作った男ならでは。

 スイマセン、5,6は体験版があまりにも普通のTPSでスルーしてたんですが、6も原点回帰するって言ってたなぁ(遠い目)

 もう一つ「原点回帰」を銘打ったのがリベレーションズシリーズ。
 1はあの洋館を思わせる豪華客船を舞台にジルがクリスを、クリスがジルを救出しようとするストーリー、とってつけたような(雑な)陰謀劇とリアリティ無視の謎解き。モンスター達は外見の不気味さと出現方法でプレイヤーを驚かせる。当時ほどの驚きはないものの(悪いところも含めて)TPS版のバイオハザード1でした。

 となると当然リベ2は2への原点回帰。シナリオはリベ1よりも「物語」に重点が置かれ、二組の主人公それぞれの物語が交差する。しかも主人公の一人は2の主人公クレア。クレアのアレがアレする下りはまぁベロニカだけどw

 で、先日のE3でやっと発表された7も「原点回帰」を宣言していて公開された予告映像が

 バイオの原点ってこんなにホラーだったっけ?
 まぁ1はアーケードメーカーとしては出遅れていた3Dゲームを作るための実験作だったなんて伝説もありますし、独自のグラフィックエンジンを開発って所が最大の原点回帰ポイントかなぁ・・・

 たぶんプレイするとは思いますが、これよりは旧作キャラが普通に活躍するであろうリベ3出てほしいなぁとw

余談
タイトルはみずしな孝之が単行本の隅に書いてた相田みつお風の書き文字。念の為ちょっと検索かけたら何故か出典不明の名言としてtwitterFacebookで拡散されている・・・