道産子サンボClassics_02 道産子サンボ誕生秘話 第二章

<以下は十年以上前の文章です。予め御了承ください>

我々が目指すもの、すなわち「古流武術を元に独自の格闘技体系をでっち上げ、あまりに謎な格闘家達の実力を判定する。」
 このことをすでに実践し、そしてそれで食い扶持を得ている男が日本には一人だけいた。その男の名は・・・・・

「堀部正史」

 喧嘩芸骨法の創始師範である。
 我々の最終目標は決まった!

「打倒!堀部正史!!!」

 まず、我々の格闘技道産子サンボを骨法を超えるものにするために我々はキャッチフレーズを考えた。
 当時は格闘技の分類が乱立していた時代だった。
 寝技系、総合系、立ち技系、実戦系、演舞形、競技系・・・・
 我々の格闘技を現すには新たな系統を模索するのが適当であろうと言うことになり産みだされたのが、

ヴィジュアル系格闘技」

 これがそのまま道産子サンボの基本理念となった。
 何も化粧をしろと言っているのではない。戦わずして勝つことの重要さは兵法の基本である。
 つまり、

「相手の戦闘意欲を奪う外見を養う!」

 その上で一撃必殺の技を持てば、まさしく百戦あやうからず!
 マギー司郎などかなり良い格闘家になれそうだ。

 技に関しては師範代がかなり研究をしているがまだ発表できる段階ではない。しかし、現在道産子サンボの打撃の基本体系を成す「五獣拳」などは単体でも十分インパクトのあるものに仕上がりつつある。

 五獣拳と聞いて誰が「北海の珍味」を考えるだろうか?


 もちろん打倒すべき堀部師範とその他の謎な格闘家達に関するに関するフィールドワークも十分に行っている。
 かつてアントニオ猪木はこう述べていた。
「スキャンダルを経営に結び付けられない経営者は失格だ。」

 合点承知!
 我々も言おう、

「スキャンダルを戦いに結び付けられない格闘家は失格です。」

 打倒堀部のためにスキャンダルの捏造も決まった。

「堀部師範、弟子のアンディー・ボガードにヤオイ行為!」

 このスキャンダルはいつの日にかコミックマーケットで披露したいものだ。

 我々が如何に真剣に道産子サンボに取り組んでいるかこれで分かって頂けた事と思う。そして道産子サンボの未来形とは・・・・・

<つづく>

 


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