シンプルシンキング
昔、とあるインタビューで立川談志がこんな事を言っていた。
「国会っていうのは国民のためにあるんじゃなくて、政治家のため、国会議員のためにあるんですから。病院っていうのは医者のためにあるんで、そう考えると非常に物事が分りやすいでしょう、すっきりと」
当たり前の事だと思う人も多いだろう。
そう考えるとテレビ局主催のフリーマーケットというのは、そのテレビ局の為にあるわけであって、彼らにとって大切なのはあくまでも自分達。そして、自分達の番組製作に関わりのある(スポンサー含む)企業やタレントさん、次に来るのが高いお金を払って参加してくれている「企業出店者」であって、セミプロ出店者や、ましてや一般出店者はそれ以下。
500円の入場料払って買い物にやってくる「お客さん」てのは実は『客』デモなんでも無かったりしたりする訳で。
自分は「“お客さん”だから偉い!」なんて思っている人は、それが正しい事だと勘違いしている分、「“オレ様”だから偉い!」なんて馬鹿なこと考えている人よりも下かもしれない・・・・
と言うか、そう言う比較自体がメダルにもドライバーズポイントにも関係のナイ7位8位の争いでしかなかったりする訳です。
いや、単なる仕事の愚痴なんですが、実際にそう言う意味に受け取れる内容の指示を受けて業務に当たっているわけなんですよ。
しかし世の中の「全て」がそう単純に割り切れるものではない。
プロミスとか言うサラ金のコマーシャルで、
「そうだんです(相談です=そうなんです)」と言うくだらない駄洒落を言ってる奴より、「さぶ!」とリアクションをとっている側のほうが「さぶさ」を感じさせるのは何故だろう?
とか、そう言う事は(少なくともどこぞのフリーマーケットよりは)十分深く考える余地がある。