少しでも・・・・・・

 私は反原発です。
 先日の反対デモを紹介しているとあるブログ(http://www.hiroburo.com/archives/51498527.html)のコメント欄に私の考えを書き込んだものを転載します。

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現実的に考えると、

・復興のためにも今動いてる原発を即時停止することはありえない。
・今、原子力発電所の新設、増設、稼働率の向上を考えるのであれば安全基準の見直しから始まるので今後の電力需要に速やかに対応する為の手段として原発も現実的ではない。

ということだと思います。

 小型水力の活用や制度面の改善での非電力会社系発電の有効活用等。将来的な原子力代替エネルギー以外にも脱原発ですぐにやれることはあります。
(既設の自然エネルギー発電において電力会社の利権のために現在持っている発電能力が発揮されていない例は複数あります。)
 将来的にもトリウム原発や領海内の天然ガスの活用など政治的な決断以外の障害が少ないものもあります。
(もちろんオーランチキトリウムやメタンハイドレード等のこれからの技術を守り育てることも必要ですが)

 制度や利権に阻まれている部分からまず改め、なるべく早く放射性廃棄物を増やし続けるのをやめてくれというのが反原発だと考えています。

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文中の「政治的な決断以外の障害が少ないもの」とは「技術が確立されていて且つ、輸入原料に頼るコレまでの火力発電所よりCO2を減らせるもの」という意味です。

 ただ強硬に反対すること自体が目的となっている人達こそ、この国が脱原発を目指すための最大の障害なのではないか?
 それが私の正直な気持ちです。

あなたに「キック・アス」を見て欲しい理由w

http://www.kick-ass.jp/index.html

・キックアスはラノベである

 この映画を見た人の感想を見ると、やはりヒットガールの活躍に心奪われた人が多いようです。「主役はヒットガール!」なんて意見も多い。
 もちろんこの映画の主役はキック・アスことデイブな訳だが、ビッグダディとヒットガールには当然二人の物語があり、レッドミストにはレッドミストの物語がある。実は劇中ビッグダディとヒットガールの物語はデイブの物語と同等のボリュームで語られている。(まぁそういう意味ではレッドミストの扱いはちょっともったいないんだけどね)

 そう、つまりデイブは間違いなく主人公なんだけど、この映画ではビッグダディとヒットガールの物語の乱入者でもある。(実際、作品の原案はこの二人の物語から始まったらしいしね)主人公が主役ではなく、何らかの力を持った美少女の物語における乱入者でしかないと言うのはまさにライトノベルの構造でしょ?

 美少女が一人じゃ物足りないって?
 そのための変身ヒーローなのだw
 ミンディはキュートで、ヒットガールはクール!
 しかも演じるクロエ・グレース・モレッツは現在13才。
「中学生ならぎりぎりセーフ」なノーマルよりの人も、
「中学生はアウト」な本格派wも両方取り込めるワイドレンジなのであるw

ライトノベルを嗜む人ならハリウッドの資金と技術が生かされた「アメコミ」の皮を被ったライトノベルを見ておかない手はないでしょ!


・キックアスはラノベではない

 もちろんラノベが苦手な人だって見るべきなのだ!
劇中デイブは「なぜスーパーヒーローがいないのか?」の答えを知る。
 ソレは単に世知辛い話ではなく「サウスパーク劇場版」にも通じる【事】の本質を付いた見事な解答なのだ。
 ソレは同時に【ボンクラ】なりに大人になる為の通過儀礼でもある。
 「キック・アス」はラノベでありながら主人公が成長してしまうことから逃げない。

 そして彼の行動と勇気は・・・・・そう、ドライでリアルな肌触りなのに熱血ヒーローモノである事を決して捨ててはいない!

 ライトノベルの近くにいるがソレを肯定できない人こそまさに見るべき映画でもあるんだ!

・キックアスは優れた洋画だ!

 ニコラス・ケイジという人は独特の雰囲気を持った役者なのに、最近は・・・・(以下某大物プロデューサーの悪口なので省略w)そのニコラス・ケイジがとびっきりタフでハードボイルドな親父を見事に演じている。それがこの映画の品格になっている。どんな残酷な殺人描写があっても、どんな下品な台詞が飛び出してもこの映画は下卑た印象を与えない。彼がいるからこそ僕はエンニオ・モリコーネの曲で泣きそうになった。

・キックアスは好きな物についての物語だ!
・キックアスは実に巧妙な無駄のない映画だ!

 映画が好きな人は「ニューシネマパラダイス」に感動し、漫画が好きな人はかつては「まんが道」を今は「バクマン」を見て喧々諤々やっている。そしてそうした作品はその輪の外にいる人にも通じる魅力を持っている。
 キック・アスはアメコミについての物語なのだ。そしてバイオレンスとアクションに彩られた感動作なのだ。
 流石にこれはネタばれになってしまうので詳しくは書けないが、単に主人公が「コミックカフェ」に入り浸っていると言うだけでなく、・・・・あ〜流石にこれは書けないやw
 デイブもキック・アスも、この映画にとって真に必要な主人公であり、実は単なる乱入者ではないという意味は上手く物語の中に隠されている。

・キックアスは面白い!
 そしてコレが一番大事なことなんだけど、ココまで散々書いてきた事なんて意識しなくても、気づかなくても面白い!期待を裏切る展開に引き込まれ、クライマックスで拍手喝采!そういう映画なんだ。

がんばれ絶望先生

その昔、某アニメショップでアルバイトしていた頃の話です。

その日、私は小学館が主催するイベントの会場で物販ブースにいました。
思ったより“ちみっ子”が多く、「うしおととら」のビデオ予約もグッズの販売も
それほど伸びそうに無いと判断した店長は早々に撤収し売り場には私一人。
うしおととらOVAの上映が始まり、漫画家の皆様が無事控え室に引っ込んだ後に
売り場を見に来た小学館プロダクション社員の方と談笑していました。

そこに、当日のゲストの一人である藤田和日郎先生がふらりと現れたのです。

慌てて接待モードに戻る小学館プロダクション社員に適当な返事をしつつ、
藤田先生は「とらのぬいぐるみ」をしげしげと眺め
「コレよくできてますねぇ」と仰いました。
緊張した私は「はい、お店でも良く売れてる人気商品です」とか答えるのが精一杯。

そして藤田先生は、
「コレ下さい、いくらですか?」と。
「ハイ、3,600円です。」と私が普通に返事をすると小学館プロ社員は慌てて、
「いえ、先生、御代なんて頂きませんよ!君コレ包んで!」と。

「あ、ハイ」と返事をして流されるままにぬいぐるみを包装紙で梱包しようとした私を
今度は藤田先生が制します。

「いや、そういうわけにはいかないんです!
今日の会場には旭川から両親も来てるんです。
これは、僕の描いた漫画がちゃんと人気があって
アニメになってこういうキャラクター商品を作ってもらえるようになった。
僕が東京で漫画家としてちゃんとやってるという事を分かってもらうために、
両親にプレゼントするんです。

だから僕が自分の稼いだお金で買わないと意味が無いんです!」と。

小学館プロ社員の方は必死に先生を宥めようとしますが、
そんな事で引き下がる藤田先生ではありませんでした。

(今思えば、直接担当されてる編集者ではない関係会社の方が便宜を図ってくださるのは十分に人気漫画家の証明のような気もしますが・・・きっと藤田先生には通用しない理屈なのでしょう)

「君、ナニカその・・・・」困った小学館プロの方がこちらに振ってきたので
私は「じゃぁ、このテレカをサービスしますね」と、とらの袋にテレカを貼り付けて包装しました。

「そんなに気を使わないで下さい」
藤田先生は何度もそうおっしゃてましたが、
小学館プロの人も不安そうにしていたので
少し強引にテレカ付きのとらを押し付け、
ぬいぐるみの分だけ藤田先生からは御代を頂きました。

去年の騒動以来ネットではサンデーについて色々揶揄されていますが、
藤田和日郎はいい人だ!」と言うのは多分ガチです。



そのイベントで、久米田康治はかわいいお尻を披露して
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4009239 1:42〜1:47辺り
司会の島津冴子さんをドン引きさせていましたとさ、どっとはらい

生き残った馳は「自分の受身の失敗だった」といっている

今でも三沢がリングの上で死んだと言うことが信じられない。
(まぁ正確には病院に搬送されてからだけどさ・・・・・・・・・・)
別に三沢が受身が上手いと言われていたからとかそういう事ではなくて・・・・


あぁ〜やっぱり言葉にならないなぁ・・・・・・・・


ただ、一つだけ言えるのは、
「リングの上で死ねれば本望」とか言う言い方はしたくないと言う事。
残酷な言い方になってしまうかもしれないけど、
生きてリングを降りることこそプロレスラーの一番大事な仕事なのだ。


WWE(当時)に所属していたクリス=ベノワが自殺した時、
薬物やステロイドを長年使用していた可能性がクローズアップされていたが、
リングドクターを勤めた経験のある日本人の医者は
ステロイドの影響にしては行動が極端すぎる」と言い、
検死解剖に当たったアメリカの医者は
「脳に障害があった可能性が高い」と指摘した。


もちろん障害と言うのは先天的なモノを指している訳ではない。


(キューティーや尾崎と比べて)遅れてきた同期だったプラム麻里子選手
期待の新人としてトップ選手との対戦が多かった門恵美子選手
回り道の多かった福田雅一選手


社長兼現役であり、何かとファンから特別視されていた三沢・・・・・・


危険な技だけの問題じゃない。
プロレスラーとしてどう生きるかという問題なんだ。
本当にプロレスラーとしての死に様を見せたのは
この三人ではなく冬木弘道だ。


故人に鞭打つようで申し訳ないけど、
何があろうともリングの上で死ぬのは駄目なんだ。

魚の子より熊博士

昔、手塚治虫は「俺のライバルは吾妻ひでおだ!」と言ってプライムローズを書いて日本にビキニアーマーを拡めたらしい。

意味合いとしてはそれと逆だけど、ポニョを作った宮崎駿に「蛙男が俺のライバルだ!」とか言って欲しいなぁw

 虫プロ発の「24コマ使わないけど画面全体が動くアニメ」が進化して、湖川パース、金田パース、板野サーカスが生まれ、日本製の歪んだリミテッドアニメか間違ったフルアニメか分からないもの(褒めてますよ、念の為)がジャパニメーションと呼ばれて海外に広まる。さらに時は流れ、そういったジャパニメーションのイメージを使いつつ、全然動いてないでカット割りだけで見せるアニメがなぜか動いてるとか勘違いされたりでジャパニメーションは先行き不安。(ナムカプのOPにはがっかりさせられたですよ)
 それに対して、東映動画やらテレコムやら要所要所でフルアニメ志向のスタジオで活躍した宮崎駿が、海外向けのフルアニメを作ってた「トップクラフト」とつるんで(商売面を含めて)矮小化されたディズニーみたいになって、いつの間にかジャパニメーションの顔になる。エヴァを作った人も、押井守も宮崎と関わりがあるからヤッパリ日本のアニメ界の代表は宮崎駿です!という風に鈴木プロデューサーもがんばって、何が何でもフルアニメな人にとっては後継者問題を除けばこれでめでたしめでたし。
 
 ところが、その間割と見過ごされてきた(経費削減ではなく)表現方法としてのリミテッドアニメが今FLASHアニメとしてウケている。

それに対して「フルアニメで子供と動物(擬人化されてればなおよし)が活躍する方が“本物”なんだよ!」って怒ってたら生々しくて素敵だなぁ・・・と。

武熊健太郎がぽにょを見てフライシャー兄弟を思い起こしたと言うのもそう考えるとなんとなく納得がいくし。
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_746c.html#more

ジツハ鷹の爪とかやわらか戦車とかって日本のアニメの流れ的に
FLASH」で作ってるとか、個人製作であるとかを超えて重要なんじゃないかと思う今日この頃。

はい、プロレスはやらせです

「プロレスは、完全にやらせですよね??」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1417440619


とかいう質問にいちいち反応するのは私自身も含めて当然(程度の差こそあれ)プオタだけですよね。
質問者は沢山のプオタが釣れた事にさぞや満足なさっている事でしょう。
おめでとうございます。


アメブロニュースでは「丁寧に回答がされていた。」との事なので一応私も丁寧に回答しておきます。


「プロレスって勝敗が決まってるからやらせでしょ?」
あ〜そうですねやらせですね。
「プロレスって相手の技受けるからやらせでしょ?」
あ〜そうですねやらせですね。


でもプロレスが「相手の技を受け勝敗が決まっている中で戦うもの」だとすると?
で、あなたの考える「やらせじゃないもの」ってどんなことですか?


プロレスはショーだと思わせておいて、
パキスタンで地元の人気レスラーの腕を本当に折ってしまった「アントニオ猪木さん」の試合とかね。お客さんもマスコミもショーだと思ってるのに当事者二人がいきなりそんな試合をするなんてヤラセモいいとこですよ。


もちろん秋田県立体育館でハンセンが天龍の延髄蹴りで失神したのもやらせデス。
その後のブルロープを振り回し観客席を崩壊させ鬼神のごとく暴れるハンセンを見せる為の言い訳でなければ許されませんよね?ショーなのに相手を失神させちゃうなんて。


あ、ついでに言っておくと日米問わず総合格闘技もやらせデス。
だっておかしいと思いません?
一つのルールであらゆる強さを測れるはずないですよね?
なのに世界最強の男を決めるなんていってるんですから。
階級も細かくなってきたし「世界最強捏造大売出し」ですよ。
(まぁ、これはボクシングだとかの古典的格闘技興行に疎いくせに総合が好きな自分への自戒です)


で、最後に


答えに興味がないのに「釣り」するためにオタクなら黙ってられない質問するのってやらせですよね?

やりイカじゃまイカさきイカ

と言えば、後の「日専連レゲレゲレンジャー」である。

と書いて何のことか分かる人は少ないかな?
過去に実在したよさこいチームの名前である。


ジツハ私「YOSAKOI」が好きだったりする。


とは言え、世間で言われてる批判は実際に的を得ていると思うし、
アレは「祭り」ではないと思う。
(あ、でも神宮の例大祭云々は的外れな批判にしか思えない。「江戸にもない」と謳われる江差の祭りを見た人間としては札幌には祭りはない。)
駅とか道路とか公衆トイレとかで直接私自身が迷惑をこうむったこともあるし、「昔はヨカッタ」的に言われる学生主体、4番街中心だった時代の同年代の学生スタッフから内部批判をじっくり聞いたこともある。
何より、わざわざアルファベットで「YOSAKOI」と書く魂胆が気に入らない。


それでも
・車は仕事でしか運転せず、
珍舞を見るのが苦痛ではなく、
・一番近い会場からでも200mくらいは離れている
私にとっては買い物ついでに眺めたり、複雑なシステムの中での各チームの成績や順位を予想したりするのは結構面白い。


そして、興味がない人には全部「竹の子族」にしか見えない各チームが意外とそれぞれの個性と歴史を持っている訳でそこら辺が妙に面白かったりもする。


冒頭に書いた日専連レゲレゲレンジャーなんかは当然日専連がスポンサーで、ニッセンレンジャーもいるわけなのだが、その薄っぺらいラスタカラー、シャネルズばりの黒塗り、本気で楽しそうなインチキレゲエにスポンサーの看板キャラクターが完全に負けていた。踊り子の誰もがスポンサーの為にニッセンレンジャーを盛り上げる気がないことは一目瞭然。
むしろもう少しスポンサーに気を使った方がと見ているこちらが要らぬ心配をしてしまうほどだった。(まぁ、でもスポンサーの雰囲気をちゃんと感じさせたチームってa la collette?4プラ.とかコカコーラくらいかなぁ?あ、化粧品屋のチームもあったっけ・・・)


 平岸天神は、昔“平岸商店会”に加盟していた書店でバイトしていた頃、商店会の祭りで一緒にイカを焼き、売り物のビールをただで飲ませてくれた「天神太鼓のおっちゃん」が地方車に乗っているの見て以来贔屓にしている。あの強豪チームが商店会の名物太鼓から始まったと言う神話は私にとっては紛れもない真実。“海のない町”札幌のチームが誰よりもソーラン節を感じさせる存在となったのには流石に驚いたけど。


 わが故郷函館を代表するチームである「函館 躍魂 いさり火」はファイナル進出を果たしたこともあり古豪と呼ばれるチームだが、北海道の港町の地域チームであるにもかかわらず「よさこい」どころか「ソーラン節」さえ微塵も感じさせない。だけでなく新撰組戊辰戦争など函館的なモチーフを配してるにも拘らず、そこに「オラが街」のよさを表現すると言った朗らかさは皆無だ。
 当の本人たちは意識してないだろうとは思うが、コレは「函館の現状」や「札幌」と「札幌を中心とした北海道」に対する複雑な思いの表れなんじゃないかと思う。函館には自分たちを北海道の一部とは考えていない偏屈な「函館ナショナリズム」が存在していて、彼らの踊りには間違いなくそれが刻み込まれている。


 曲だけなら札幌の学生チームが使っていてもおかしくない雰囲気なのに、ツイ大漁旗を背負い、四股を踏むようなステップをしてしまう(旧)三石なるこ会も日高の漁師町の業を感じずには居られない。


 決して強豪ではないが、「ソーラン」だって言ってるのに「追分」で勝負する「江差追分かもめの会」も侮れない。


 そして私が現在住んでいる地域には(住所的には隣町だけど)個性につながる地域性が特にない中、細々と饅頭を売って資金の足しにしている「澄川精進蛍会」がある。こういう貧乏チームに肩入れするのも悪くない。


 よさこい枯れで苦労している人たちには申し訳ないが、私としては結構毎年楽しませてもらっている。


 今年は夢総漣えさしに勝ってほしかったなぁ・・・